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昨日投稿した「日本の皆さん久しぶり!今回は6泊7日の関西旅行に行ってきました」の続きです。日本が大好きな韓国人の旅行記後編をお楽しみ下さい。

メール受診日時:2015年11月5日 21:59


11. 再び訪れた奈良

4日目は奈良に行きました。
2年前は、奈良公園にしか行かなかったので、今回は奈良で有名な東大寺に行ってみることにしました。

梅田駅からJR線に乗り、奈良駅に行きました。
JR PASSを使うのも今日が最後です。

奈良駅で降り、東大寺まで30分程度歩きます。

奈良市内を見物し、地図を見ながらのんびりと東大寺まで歩いて行きました。
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​歩いていると、日本共産党が路上演説をしていました。
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韓国は共産主義や社会主義路線を追従することは違法であるため、共産党員が公然と路上演説するのを見て、すごく不思議に思えました。

鹿公園には、以前訪れた時と同様、多くの観光客が集まっていました。
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鹿公園を通り過ぎ、案内標識に沿って歩いて行くと、東大寺の正門に到着しました。
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正門に入ってすぐ、壮大な大仏殿が姿を現しました。
その姿に思わず感嘆…
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大仏殿の前では、日本人たちが、香を頭にかけて祈っていました。
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私も、日本人と同じように香を頭にかけ、韓日友好のために祈りました。

大仏殿の中に入ると、いくつかの巨大な造形物が目に入ってきました。
他の観光客も、その姿に魅了されながら見物しているようでした。
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その下には、学生が提供した絵や書道作品が展示されており、それも非常に素晴らしかったです。
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また、別のところでは、太い柱に開いた穴の中をくぐっている人もいました。
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どのような意味かは分かりませんが、興味深かったです。
大仏殿の見物を終え、東大寺の裏側にある神社にも行ってみました。


12. 意外な縁

大仏殿の裏側に行くと、こじんまりとした素敵な神社と庭園が目に入ってきました。
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神社の階段を登ろうとた時、あるカップルに声をかけられました。
写真を撮って欲しいと言うので、階段で写真を撮りました。
そして、カメラを渡しながら話してみると、旅行で日本に訪れた台湾人夫婦でした。
私も、韓国から旅行に来たと言うと、女性の方が、自分はEXOのファンだとし、ソウルにも一度行ったことがあると言っていました。ちょっと嬉しかったです。
それから、あれこれ話をしながら一緒に神社を見物しました。
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最初は英語で会話をしていましたが、どちらもあまり英語が得意ではなかったので、最終的には日本語で会話をしながら歩きました。
台湾人と韓国人が日本語で会話をしながら歩く…何か変な気分です。
それでも、おもしろい経験でした。

その女性は、私にEXOについて話していましたが、正直、私はEXOのことをよく知らないので話が続きませんでした。
それで、何の話をしようか悩んだ末、AKB48とゆるゆりを伝播することにしました。
彼らも、ゆるゆりを見て、AKB48の音楽を聴いて、明るく幸せな未来を作ってくれたら幸いです。

神社見物を終えた後、その夫婦は難波駅に行くというので、そこで別れました。
短い時間でしたが、とても楽しかったです。
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私は、奈良駅の近くで食事をした後、奈良公園を散歩して大阪に戻りました。


13. 大阪での最後の夜

奈良観光を終えると、何か寂しい気持ちが押し寄せてきました。
今日が大阪で過ごす最後の日だからです。
最後にどこへ行こうか悩んだ末、通天閣に行くことに決めました。

電車に乗り、動物園前駅で降り、5分ほど歩くと通天閣が現れます。
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通天閣の展望台に上ると、大阪市内の全景が一望できました。
私は、このような都市の夜景がすごく好きです。

通天閣展望台の見物を終えた後、近くにある新世界通りを見物し、十三駅に戻ってきました。

そして、十三駅の近くにある寿司屋で寿司とビールを食べ、帰りにタコヤキとホロヨイを買ってホテルで食べました。
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いつまでも、今のような明るくて活気に満ちた大阪でいてください!
大阪最高!


14. 名古屋に行く

5日目は、早起きして荷物を整理し、ホテルをチェックアウトしました。
そして、梅田駅に行き、高速バスで名古屋に向かいました。
日本の高速バスに乗るのは今回が初めてです。
非常に楽しみ。
大阪から名古屋駅までは約3時間かかります。

日本の高速バスは、韓国の高速バスとは異なり、定速走行をして安全に気を使っているのが印象的でした。
道が空いていても、絶対にスピード違反をすることはありません。

韓国で100キロ~130キロのスピードで走る高速バスに慣れていた私としては、最初こそ、もどかしく感じましたが、徐々に適応され、外の景色を楽しみながら、名古屋に向かいました。
途中、休憩所にも立ち寄り、周辺の風景を堪能したりもしました。
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3時間走って、名古屋駅に到着。
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名古屋のホテルは、名古屋駅から5分程度歩いたところにあるホテルでした。
ホテルにチェックインし、荷物を解き、しばらく休憩した後、栄に行ってみることにしました。


15. 栄市内一周

名古屋駅から電車に乗り、栄駅に行きました。
ところが、名古屋駅は、各路線ごとに乗り場が離れていて少し迷ってしまいました。
名古屋駅から栄駅に行くには東山線に乗らなければなりません。
東山線の乗り場を見つけられず、しばらく歩きまわりましたが、何とか見つけることができました。

栄駅に降りると、名古屋のランドマーク「オアシス21」と「テレビタワー」が目に入ってきました。
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そして、のんびりと名古屋市内を一周しました。
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ところで、名古屋はSKE48の拠点です。
栄のあちこちでSKE48のポスターや店を見かけました。

CBC局の前を通った時、SKE48もここに来たのだろうか?と思い、SKE48が歩いたことのあるところに私が立っていると想像すると、何だか感激した気分になりました。
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市内を歩きまわっていると、いつの間にか日が暮れ、お腹がすいてきました。

せっかく名古屋に来たので、名古屋名物である「ひつまぶし」を食べなければなりません。
ひつまぶしを食べられる店を探していると、ある店を発見したので、その店に入り、ひつまぶしを注文しました。
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ひつまぶしを口に入れた瞬間、「サスガ、名古屋最高の名物料理!」という言葉が自然と出てきました。

ひつまぶしという名前の通り、外観的にも”まぶし”かったです(笑)​
テーブルの上に置いてあった案内には、ひつまぶしを食べる3つの方法が紹介されていましたが、何が書いてあるのかよく分からなかったので、そのまま食べました。

味も最高だったし、誰にでもお勧めしたいと思うほど記憶にも残りました。

食事を終え、再びオアシス21に行きました。
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夜の電灯が灯されると、さらに美しい景色が広がっていました。
テレビタワーに上り、名古屋の夜景を鑑賞して宿に戻りました。


16. 名古屋城

翌日は、名古屋城に行ってみることにしました。
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名古屋駅から市役所駅に行き、駅の外に出るとすぐに名古屋城に続く道がありました。

日本には素晴らしい城が多いですが、その中でも、熊本城、大阪城、名古屋城は、日本の三大名城と言われていると聞いています。

私は、過去に熊本城に行ったことがありますので、今回の旅行で、日本の三大名城全てに行ったことになります。
期待に胸が膨らみます。

平日の午前中ということもあり、人はあまりいませんでしたが、西洋人の団体観光客が多かったです。
城のあちこちを見てまわり、天守閣にも上りました。
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天守閣の内部には、展示物がたくさんあって興味深かったです。
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特に、日本の伝統方式の温泉は、とても珍しかったです。
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名古屋城は江戸幕府初代将軍だった徳川家康が全国統一を成し遂げた後、権力基盤を固めるために築造された城として知られていますが、実際、この壮大な名古屋城の大きさを目の当たりにすると、当時の徳川家康の位相を知ることができます。

天守閣の上から名古屋市内の景色を鑑賞し、名古屋城近くを散歩した後、駅に戻りました。
時間が昼時だったので、大須市場に行って食事をすることにしました。


17. 大須市場

電車に乗り、大須観音駅に行き、高架橋を渡り、少し歩いて行くと、大須観音が姿を現しました。
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10日から、ここで祭りをするみたいで、その準備の真っ最中でした。
大須観音を見物した後、すぐ横にある大須市場に行きました。
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活気に満ちあふれ、見るものも多くて楽しかったです。

ある食堂に入り、「名古屋定食」なるものを注文すると、味噌カツと手羽先が出てきました。
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味噌カツは名古屋の名物料理として知られています。
サスガ、名物料理らしく、すごく美味しかったです。
味噌とトンカツの調和が絶妙でした。

私の周りにも名古屋旅行をしたことがある人が何人かいますが、みんな味噌カツを絶賛していました。
その理由がようやく分かりました。

食事を終えた後、あちこちを見て回り、次はどこに行こうかと悩んだ末、名古屋港に行ってみることにしました。


18. 希望の地平線

大須観音駅から上前津駅に行き、名城線に乗り換えた後、終点の名古屋港駅に行きました。
名古屋港駅から5分ほど歩いて行くと、名古屋港に到着します。
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風も涼しく散歩するには最適の天気でした。

港に沿って歩いていると、海上自衛隊の駆逐艦を発見しました。
退役した駆逐艦を展示しているようです。
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突然、自分の軍隊時代を思い出しました。
私は、京畿道の坡州というところで軍生活をし、1年に何度かずつ米軍と合同訓練をしました。
昼に訓練を終えれば、午後には米軍と一緒にサッカーやバスケットボールをしながら楽しい時間を過ごし、将兵の間でも友好を築きました。

海上自衛隊の駆逐艦を見たら、最近、韓国と日本の間で軍事協力が開始されたというニュース記事を思い出しました。

中国の軍事力はますます膨張し、北韓の核の脅威も大きくなっています。
米国は国防費削減のために、北東アジアに対し、以前ほど多くの戦力を集中させることが困難な状況です。
近い将来、米国は北東アジアの兵力を最小限に維持し、中東と南シナ海に軍事力を集中させる可能性が高いです。

これにより、最終的には韓国と日本が軍事同盟関係になるしかなく、実際、そのように実現されようとしています。

いつか、韓国軍と日本軍が一緒に合同訓練をし、友好関係を築く日が来ることを願っています。

名古屋港見物を終え、遊覧船乗り場に向かうと、残念ながらが、その日は運航していませんでした。
それでも、別のところから遊覧船は出ていないかと思い、名古屋港周辺を歩きまわっていると、よく飾られた庭園を発見しました。
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遊覧船は諦め、ベンチに座り、海の景色を鑑賞しました。
そうするうちに、ベンチに座ったまま寝てしまい、目を覚ますと、遠い海の水平線が日光に染まり、まばゆいばかりの光を放っていました。
私の胸には感動と希望が湧いてきました。

今回の旅を通じて、本当に多くの癒やしを受け、明日に向かって新たな希望を持つようになりました。
名古屋の広い海を見て、今の気持ちを忘れず、常に明るく生きていこうと決意しました。
日々の生活に疲れた時、名古屋の海を、希望の水平線を常に思い返すことでしょう。


19. 熱田神宮

名古屋港見物を終え、熱田神宮に向かいました。

明日は、午前の飛行機で帰国するので、事実上、ここが日本最後のスケジュールです。
私は、日本の神社や神宮の静かで落ち着いた雰囲気がすごく好きなので、最後も、日本の神宮に行きたいと思い、ここを選びました。

電車に乗り、神宮西駅で降り、少し歩くと熱田神宮に到着します。
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熱田神宮は思ったよりも広かったです。
その雰囲気を感じながら、のんびりと散策しました。
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すでに、日本旅行の終盤であり、とても寂しい気分です。
日没前に神宮見物を終えましたが、名残惜しい気持ちが残り、しばらくその場を離れることができず、日が暮れてから帰りました。


20. この夜が過ぎれば…

電車に乗り、名古屋駅に戻り、最後の夜の時間を迎え、食事をする店を探しました。

名古屋駅の地下街に有名な味噌うどん店があるというので向かってみると、さすが有名店らしく行列ができていました。
私も、店の前でしばらく待機し、店に入りました。

そして味噌うどんを注文しました。
味と香りが非常に独特でした。
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値段は若干高かったですが、すごく美味しかったです。
食事を終えて店を出ると、何かホテルに帰りたくない気持ちになりました。
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だから、名古屋駅の近くを歩き、ショッピングモールとドラッグストアでお土産など購入し、夜遅くにホテルに戻りました。

明日は、朝早いので、事前に荷物を整理しました。
この夜が過ぎれば、名古屋ともお別れです。

名残惜しい気持ちで、ホテルの外をしばらく眺め、眠りにつきました。
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21. また会うその日まで

早朝、ホテルをチェックアウトし、電車に乗って中部空港に向かいました。
搭乗2時間前に到着し、チケットを発券して空港を見てまわりました。
空港の展望台があったので、そこに行き、空港の景色を眺めながら、いろいろと考えました。
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4度目の日本旅行を通じて、電車やバスに乗ることも徐々に慣れてきました。
しかし、何度経験しても慣れないことがあります。

それは、まさに日本と別れる日です。

もう、帰国かと思うと涙がでるほど寂しい気持ちになります。
韓国に戻っても、しらばくの間、また後遺症に悩まされることでしょう。

一時は、このような苦しい気持ちを味わうぐらいなら、日本へなど行かず、過去の思い出も忘れてしまおうと思った時期もありましたが、この素晴らしい思い出を忘れるぐらいなら、苦しみに耐えた方が良いと悟りました。

いつかまた日本に来るその日のために、自分の人生をさらに充実したものにしようと決めました。

また会いましょう。
サヨナラ日本!

カイカイ補足:今回の旅行記を書いてくれた韓国人が過去、当ブログに送ってきてくれた他の記事を読みたい方は以下のリンク先を参照ください。
韓国人メール(ゆるゆり)


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